高速鉄道と夜行列車で瀋陽に行き名物を食べて帰ってくる旅

旅のしおり

前置き

中国の東北地方は黒竜江省、吉林省、遼寧省の3省から成ります。その中の最大都市が遼寧省の瀋陽です。

金曜夜発の週末弾丸トラベルにて瀋陽に行き、食事と歴史を楽しんできます。

旅程

いつもの通りホテル要らずの旅です。上海を金曜の夜に発ち、高速鉄道型の寝台で一泊、瀋陽から北京への戻りは快速の寝台で一泊です。こんな旅ができるのも中国ならではです。

動車寝台D706次

久々に上海駅から旅を開始。チケットを発券して南口から入場したが、お目当ての夕食場所の真功夫が北口の外にあり、一旦退場して食後にまた入場。

ビックリする色彩の列車が登場。微博の書込みを見ると、「緑巨人」と呼ばれているらしい。この時間帯の動車寝台は、以前は白地に青帯の一般色に、中は縦向きの特殊寝台構造だったが。

緑巨人の中は普通の寝台構造だった。各寝台に2つずつのUSB端子を装備。

天津西駅へ到着。エレベータを使って乗車階へ上がり乗換え。

高速動車G1287次

天津西駅は24番線まである大規模な駅。構内には天津で有名な狗不理包子と十八街麻花のお店が複数ある。朝食はファミレスの李先生へ。

CRH380B型のG1287次。やはり白地に青帯が馴染む。

約4時間で瀋陽北駅へ到着。

瀋陽で食事

2号線→1号線と地下鉄を乗継ぎ東中街へ。

小什字街を歩いて八大碗へ。

瀋陽名物の鍋包肉。甘酸っぱい味付けの豚肉の唐揚げ。奥にあるのは中国定番の揚州チャーハン。この店のはハート型の盛り付け。

食後は地下鉄の一駅分歩いて瀋陽故宮へ。清の時代の皇宮で、北京に遷都した後は離宮として存在。

その隣にある張氏師府博物館。ここの入場券は三枚綴りとなっており、

その隣の金融博物館へも入場。入ってすぐの所にある銀行再現セットが秀逸。人形がリアルに作られており、近くに人の気配がしてならない。

観光の後は地下鉄1号線の中街駅近くへ移動。

瀋陽は餃子が名物ということで、老辺餃子館で一番人気の冰花煎饺。水餃子もあったがこれは焼餃子。

快速K54次

30分ほどの徒歩にて瀋陽北駅へ到着。

快速K54次。軟臥に空きがなく久々の硬臥の上段。通路に面したハシゴを這い上がる様にして着座。もちろん起き上がるだけのスペースは無く、大人しく就寝。

定刻通り北京駅へ到着。

隣ホームに初めて見る形の車両を発見。軟座車を連結する秦皇島行きY509次。

高速動車G1次

北京駅から地下鉄を乗り継ぎ北京南駅へ。朝食は地下のレストラン街にある東方宮で蘭州ラーメン。

CR400-BF型で運行と思いきやCR400-AF型。

データ

D706次 － CR200J-5006 － 2019年8月2日乗車 (14号車1等寝台下段)

駅名	到着	発車	距離	速度
上海		21:18	0
无锡	22:24	22:26	126	115
南京	23:51	23:57	301	124
天津西	08:08	08:10	1315	124
北京	09:24		1463	120

G1287次 － CRH380BL-5828 － 2019年8月3日乗車 (3号車1等座)

駅名	到着	発車	距離	速度
郑州东		07:09	0
安阳东	07:50	07:52	177	259
石家庄	08:43	08:45	412	276
保定东	09:21	09:23	554	237
白沟	09:44	09:46	608	154
天津西	10:21	10:25	704	165
唐山	11:02	11:04	823	193
秦皇岛	11:41	11:44	970	238
山海关	11:58	12:01	987	73
锦州南	12:57	12:59	1152	177
盘锦北	13:23	13:24	1221	173
沈阳北	14:19		1375	168

K54次 － 25G型客車 － 2019年8月3日乗車 (8号車2等寝台上段)

駅名	到着	発車	距離	速度
沈阳北		21:25	0
北京	07:00		727	76

G1次 － CR400AF-2120 － 2019年8月4日乗車 (3号車2等座)

駅名	到着	発車	距離	速度
北京南		09:00	0
济南西	10:22	10:24	406	297
南京南	12:24	12:26	1023	316
上海虹桥	13:28		1318	272